大野一雄 KazuoOhno 第三回・織部賞グランプリ授賞 2001/ 死海に立ち尽くす舞踏の精霊・その創造によせる日常の糧60年代にモダンダンスを否定して成立した舞踏は今高い国際性を有している。 「舞踏の魂」大野一雄と「舞踏の建築家」土方巽。 その友愛と距離が、一つの運動を生成・展開させる原動力だった。90歳を過ぎても大野氏は、舞姫・幽霊・睡蓮となって世界巡演を続ける。 個の身体、記憶に向かう小宇宙の探求が獲得する普遍性。それは老いを唯一の形式に、困惑を技術に、身体を魂の触手と化す即興の果てなのだ。1906年 北海道函館に生まれる 1929年 日本体育会体操学校(現・日体大)を卒業 1934年 捜真女子学校で体育ダンスを教える 1938-46年 従軍し陸軍大尉 1949-59年 舞踏公演を5回行う。 1969-76年 映画「O氏の肖像」「O氏の曼荼羅」「O氏の死者の書」に出演 1977年 「ラ・アルヘンチーナ頌」で1977年度舞踏評論家協会賞受賞 1980年 ナンシー国際演劇祭に参加、以後精力的に世界各地を巡演 1985年 「死海」を初演 1990年 「御殿、空を飛ぶ」(思潮社)出版 大野一雄年譜・1990年-2001年 PerformancePerformance次へ Galleryバックナンバー紹介
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